今日もお越しいただきありがとうございます。

この間、他言語を勉強されているお友達とやりとりしていて、あらためてなるほどと思ったことがありました。

昔ボランティアで通訳をやった時に、(今考えるとあの英語力で(笑))いろんな国の方が派遣されている団体の通訳をしたんですが、アフリカの人なんかははフランス語、英語、母国語と3か国語が話せる人が多くて、皆で話すときの共通語は英語で、なんだか日本は遅れてるなあと当時思ったと言うと、日本では、日本語で他言語も、他国のことも日本語を通して学ぶことができるのでラッキーだと言われました。

ほんとにそうだ。

ちょっと前に読んだ本にも書いてありました。本がどこかに行ってわからない(汗)大学受験の英語は、大学で英語の論文を読める力を試しているのであって、英会話ができることじゃないみたいな内容でした。昨今の英語ブームはなんだか浮いた感じでもありますもんね。

そこにも書いてあったんですが、

日本で英語が発達しなかったのは、

日本語でなんでも学ぶことができるから。

英語が母国語でなくて、英語が発達した国は、

歴史的に見て、英語圏の植民地化で英語を使わざるをえなかったり、自国の学問、文化を母国語で発達させる時間もなかったから。

もっと身近な例を挙げると、映画がそうですよね。昨日録画したハリポタを子供と英語音声、日本語字幕(子供が私と見たいので、私のためにせめて英語音声にして字幕で見てくれる)にしようとすると、なぜか音声が用意されていませんでした(涙)

生徒の多くはハリーの声も、ロンの声も、ハーマイオニーの声も日本人の声がイメージです。あ、ちなみに、娘にきいたんですが、ドビーの声はねずみ男と同じらしいです。もっというと、真田丸の小山田茂誠と書くとわかりやすい?いやまた脱線した(新しい生徒達にも授業中に脱線するのが有名になりつつある(汗)でも生徒はそういうのが好きだったりしますね)

とまあ、日本語環境が行き届きすぎているので、英語必要ないと言えばないですよね。私のお友達がおっしゃっていたように昔の名著だって、格調高い翻訳があったりもする。

話を戻すと、

言語的にかけ離れているので習得しにくいという大前提もありますが、まだまだ英語が日本人に浸透するのに邪魔しているものがあります。

思考回路です。

例えば、この間、ネイティブスピーカーに教えている英作文の質問をしました。

そしたら、「こんな英語を単体で書かせる意味があるの?これを言われても意味不明」と言われました。入試問題のひとつです。和文英訳は英語の1センテンスを書かせる問題がまだまだ多い。そう、前後の文脈を無視するんです。

主語のとらえ方から、単体で言う英文。全部ではないだろうけど、日本人が口にする英文は英語母国語の人には奇異に映る発言もあるそうです。前後関係がなく、いきなり出てくる言葉。それは、日本語では特に気にならなくて、日本人は発言の隠れた意味を類推しながら受け答えをする文化背景があります。

英語にはあまりない発想。例えば、日本語には主語がないけれど、英語ではたいては主語を最初にあきらかにしないと英文はかけません。発話者が決まっている場合は簡単ですが、わかりにくい場合は、主語をWeにするのか、Youにするのか、Peopleにするのか、Theyにするのか、そこから試練が待っているのです。(文意によりますが、普通一般論はYouがいいと言われていますが、何人かのネイティブスピーカーにきいたら、『すごい上から目線』だと英文を見て言われました(笑)困ったなあ)だから、英語を使うときには日本語をそのまま英語に置き換えられません。和英辞典で調べて並べると全く意味が通らなくなります。発想を変える必要があります。

とにかくハードルがたくさん待っています。

意識の向き方や、言外の意味に頼る思考回路。論理的でないこともすっと受け入れる意識。個でなく、団体を好む意識。


最近、英語のイマージョンもかなり前から叫ばれていて、実践もされています。

でも、それを活用する場は日本にはないので、将来海外に行こうと思う、もしくは思っている親御さん、しかもすごくお金のかかることなので、一般的ではないのが実情です。

我が家も御多分に漏れず、子供をイマージョン教育に少しの間入れた経験を持っています。インターナショナルの土曜クラスなんかに入れたりとか、いろいろ苦労しました。

でも、場の言語が日本語である以上、すごく難しかったです。受験などもあって英語子育ては小学校低学年でやめました。小2で4級とって、最近中一で3級をとりました。3級に受かったのは小さなころの貯金でなんとか受かったと思いますが、英語をもっと特化してつづけている同級生たちにはおよびません。よく考えるとえらい環境ですねえ。ずば抜けているのは本を読む冊数ぐらい(笑)残念ながらすべて日本語です。

国際結婚をした方々から聞いた話では、バイリンガル教育は本当に難しくて、みなさん本当に苦労されているのが実情です。

帰国子女の子たちも、英語に関してはいいように思われますが、みなやっぱり苦労があるんです。他の教科ができなくて、大学も選べない場合も。英語だけで勝負するしかない。海外に滞在した年数が若い時であるほどその貯金もないので、大変です。

両親の一人が英語ネイティブスピーカーでも、帰国子女でも完璧なバイリンガルは成功する可能性が高くないのに、そうでない人たちの可能性はもっと減るのは自明の理。

でもこれからの時代は、ガラパゴスになってる場合じゃないので、やらないといけないのも事実です。日本人の英語。

外国人の先生によく言われるんですが、

日本人の英語の先生がカギだと。日本人の英語先生がロールモデルにならないとと。

例えば私が外国人の先生と英語でやりとりしてるから、生徒も英語を使おうとするというのは以前に書きました。生徒はすぐに私に通訳してもらおうとすることをあきらめました(笑)今はティームティーチングでは私にも必死で英語で言おうとする子が増えてきました。私にだと間違ってもなんとなく伝わるというメンタルバリアが抜けた状態になるので、かえって間違いを気にせず話すのはなかなか効果的だと思います。ネイティブスピーカーに質問するときは多少は助けても、自分で英語で言わせせるように持っていきます。ただし、これも生徒にある程度の英語力がないとできないですよね。

ティームティーチングでやっている授業では一応私も一切日本語を使わないオールイングリッシュですが(もちろんその時間で十分足りているとはいいがたいですが)そこで、生徒に簡単な質問をさせるだけでも一苦労です。知っているはずの中学英語で足りることさえも瞬間英作文できない。メンタルバリアがあるので、ほとんどの子たちが「うー、あー、えー」となっています。大人でもそうかも。

これが実情です。

でも、そこを英語だけでやるには、膨大な時間が必要で、ふつうの中学生、高校生は、特に進学校の子は

大学受験が控えています。勉強しなくちゃいけないのは、英語だけじゃない。よく超進学校の子ですべてを兼ね備えた子はいるけど、そういうのはほんとに少数派であることを覚えておかないといけません。そういうできる生徒を教えることができるなんてめったにないんです。自ら学んでくれる生徒は本当に少数派ってことです。

ほんとにたくさんのハードルがあります。

そのハードルを一つずつ超えるにはどうしたらいいのか、場末の非常勤講師の私もまじめに考えて毎日をすごしています。リスニングの点、偏差値を上げるということから離れて、本当に英語力をつけてあげるにはどうしたらいいのか、両方を兼ねれるものはないのかをいつも考えています。

今思っているのは、

英語で英語の情報をえるとすこしずつはましになってくる。英語で意見を言う、書く練習をするとだんだん必要なもの、不必要なものがわかってくるのではないかということです。

表面的な英会話とかという意味ではなく。

英語で英語の本を読んだり、聴いたり、ニュースを読んだり、聴いたり、英語で話し合う機会がふえればふえるほどその力は培われていく。

それを始めるまでに、そこまで行けないのが現状です。その間にテストが立ちはだかってると思ってもいいかもしれません。いい意味でも、悪い意味でも。そこで止まってしまっては意味がない。

中学生も高校生も、日本語でさえもちゃんと論理的な意見を言う練習をしていないのに、いきなり英語でできるわけもありません。以前も書いたけど、日本語は他の言語より完成した状態に近づけるのに時間がかかる言語じゃないかなあと思うことも。

問題は山積みですが、目の前にいる子供たちに英語の力をつけてあげることが自分の仕事。常にベストを尽くすのみです。

思いついたらまた書いてしまいました。家でやらないといけない仕事が溜まってくるとこうなる(笑)

仕事に戻ります。

読んでいただきありがとうございました。

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