今日もお越しいただきありがとうございます。今日は長文です。

「なんとなくわかる」という英語どう思われますか?私はこれを目の前で全否定されたこともあります。

でもドラマを「聞いて」いて気づきがあったので、ちょっと書いています。

この間、子供が英検準2級を受けてきました。うちの子供は小学校2年生に4級を受けてから、教育熱心すぎたワタクシ母のせいでちと英語アレルギー気味になって、スパッとあきらめて小学生後半はお受験だけに絞りました。

そこでも子供に教えられたのですが、

本人にやる気がなければただの無理強いである。ということに気がついたからです。それは教師としてもすごく貴重な体験でした。自分の生徒にもその失敗を生かせるようにいつも心がけています。

中学生になって、周りを見渡すと、中一ですでに3級は当たり前、準2級をうけているという同級生がうようよいることに気が付きました。中一に「じゃあ、やってみようか」と3級を受験させました。やっと受けてくれるようになってどれだけ嬉しかったか。

今回は準2級。私はたまに英検も教えているのですが、(あ、言っちゃった) 準2級は高校1年生ぐらいなので、文法を一通り終えた感じのあたりです。中学生は習っていない文法項目もバンバンでます。なので、中学生の場合は文法をゴリゴリやるよりは、もともと伸びやすい、リスニングを伸ばしてあげるのがやりやすい方法です。英検は2級ぐらいまで文法も語法もがっちり問われるのですが、突破口を文法や語彙にするとちょっとかわいそう。

で、うちの子供は実は英語が好きではありません。中学生になって周りがとっているのでやっと重い腰を上げて「受けたってもいいで」状態(汗)

でも、英語を教えようとした途端、親子バトルになるので(笑)ほとんど教えたことがありません。横で見ているだけで、「ママ、今こんな問題もわからんのん?って顔した」と難癖つけられる程です。terrible twosならぬ、terrible teensだ。あ、terrible teensなんて言い方はないですよ。私は英語で話すときすぐにこうやってテキトーに言ってネイティブスピーカーに苦笑されます。 terrible twosをもじったとわかって笑ってはもらえます。ええ加減ですみません。

なので、今回は英検の問題集で自学自習しやすそうなものを選んで1冊渡しました。「これを試験まで全部終えたら受かるで」と一言言って。問題が少なくて、すぐに答えにたどり着けるというのがポイントです。

試験までの2週間ほどそれをやっていました。でも最初の4択はすごい低い正答率(汗)そりゃ文法やってるようなやってないような子だもんな。日本語の文法書は触れたことがないし、日本語で説明を受けるのは、ほんとにたまのパパとママからだけです。いやママはほとんど教えない(汗)→バトルになるから。人の子供には英語で感謝されても、自分の子供からは決して感謝されない悲しさですー。

試験前日、パパがこれまた重い腰を上げて英検サイトから引っ張ってきた前回の過去問をやらせていました。

結果はリーディングとリスニングで8割を超える感じ。全体にすると7割は超えているので、なんとかいけそうかなあ。ちなみに準2級はだいたい6割だと聞いています。

で、当日試験が終わると、「失敗した」と言いながら帰ってきました。リスニングの時に選択肢に指をおいてやる癖をつけていて、それがやっていいことかどうかわからなくなって途中でやめて、ちょっと混乱したそうです。

結果は全体で余裕の8割越えでした。

ちらっと書いたように、子供は英語子育て脱落組。リスニングがまあなんとか保たれている感じです。映画も日本語字幕なしには無理です。

そして、中高一貫校に入って、ちょっと普通の学校とは趣向の違う授業を受けています。文法を日本語で習うことは一切なくて、日本語で「これは関係代名詞で」とか説明しようもんなら、猛烈に反発を食らいます。日本語の文法用語がわからないから。形容詞をadjectiveと言わないといけない。時々adverbとこっちが間違えそうになります(笑)

なので、理解の仕方も「なんとなく感」が強いところがあります。今回も話してて判明したんですが、長文を読んでいて、「なんとなく」答えがわかるそうです。日本語に介さずにわかるみたいです。

長文とリスニングは「なんとなく」解いてしまう。リスニングは9割まで届かず、8割を余裕で超えました。リーディングは4番と5番の長文問題(穴埋めと内容理解)は全問正解でした。なんとなく正解するなよ。いいなあ。

この「なんとなく」を嫌う人は多い。多少わからないことがあっても日本語処理せずにそのままおいておく感じは、
いわゆる多読の人が言うアンラーンに近いものがあるのではなかろうかと思います。英語を英語で学ぶというもの。

子供の周りは帰国子女の子もいれば、おそらく英語子育て派の子供もいるでしょう。(そう思わる子たちはすでに2級も持っていて、準1級を視野に入れているようです。しかも英語だけじゃない学校なので、すごすぎ)でもそういう子供が全員ではなくて、そうでない子もけっこう準2級をすでに持っている。なんとかのんびりとしんがりを行くうちの子ですが、そのレベルの高さには感謝です。

しかし、それを地頭のせいだけにするにはちょっともったいないような。たいてい「それは地頭が違うから」といつも一蹴されてしまうのが常です。灘中みたいに全文暗記させられるようなこともしてないんだけどなあ(笑)

私が思ったのは、「英語→英語」回路です。

私の子供は普段は英語は見向きもしません。学校のことしかやらない。(母としてはツライ)日本語を介さずに学校教育だけで、ちょっと試験慣れすれば、それぐらいできるんだと感心しました。しかもハイレベル。

塾や他の私立のようにガンガンにやらなくてもコアな部分を作れるということをまた教えられました。

その他にも、実際に教えている教え子で小学生のうちに準2級まで取った子がいます。その子は小学校中学年ぐらいまで英会話に行っていたそう。発音がいいので話しかけたらそういう話が聞けました。なるほど。道理で私が授業中に発する英語の指示がわかっていたんですね。皆がぽかんとしてたらその子がいろいろ助けてました。その他にも学校の文法重視、暗記重視の枠からははみだす帰国子女やそうでない子も教え子の中にいます。定期テストではいまいちでも、実力テストやリスニングやライティングで超光っています。

日本でも英語→英語回路の道は作られつつあるんだ。

私が今学校の現場でやっているのはその半ば的なことだと思っています。英語→英語回路を一足飛びにはできない。

だから音読を有効利用しています。子供たちは大きな声で読むことになれてしまって、中にはすごく上手な子も出てきました。

なんとなくではまだまだ今の超難関大学には受かりません。日本語の力が半端なく必要だから。Harry Potterを原書で愛読している帰国子女の子では、道が限られているのが現状です。

英検1級に関しても(おそらく最近の準1級も)、やっぱり両方の車輪が必要じゃないかなということです。

大学受験で培った長文を読める力と、英語回路の両方。

大学受験までで培った相当な文法語法、構文解析の力は英語回路がないと生かされないとでも言いしょうか。そこまで行かないうちに英語をやめてしまうのが原因のような気がします。

具体的なことを書くと、英検の最後のリスニングにひるまない力かな。あ、まだ間違えることだってあります。特にインタビューする人がアメリカ人とかだと(笑)

英語のドラマを聞いていて、もちろんええ加減な私なので、完璧じゃないけど、わかるセリフが増えてきています。ちょっとややこしかったら、英語字幕があれば確認することもしています。あ、たまにですが。(もっとやればもっと効率がいいだろうけど)

それと、英語ニュースやaudibleも英語→英語です。audibleは自分にとっては映像の助けなしの映画のような位置づけです。映画やドラマと違って背景や動きも英語で説明が入るのですごくいいと思っています。そこで日本語が介在することはないです。今は読む時間が限られているので、家事をしながらaudibleを聞くのが日課。これを、小説の長さによりますが、月に3冊から4冊を多分5年ぐらい続けている状態です。年間30冊~40冊?ぐらいのペースなので、150冊は聴いたと思います。詳しくは英語読書ブログじゃないとわからないんですが、そのブログも忙しくて滞っています(汗)

英語→英語回路は子供ほど吸収する速さがなくても、できていると思います。なんとなく(笑)

これプラス、難しめの英文例えば試験とか、授業で読む難関大学の英文とかはこの英語回路で読んで、なんとなくわかったあと、日本語で解説しないといけない立場なので、日本語に逐語訳して、わかりにくいものは構造をとるという方法で読んでいます。SVをつけたり、かっこをつけて、節や句がどう修飾されているのかをはっきりさせる作業です。きっと翻訳される方はここの力がないといけないんだろうなあと想像しています。

私の場合はもともとの地頭がないので、論理的な方法論は生徒と一緒に学んで歩んできました。まだまだです。まだ歩み中。この先もずっと。あとは好きこそものので、生の英語に大量に触れてきました。要領が悪いのは百も承知。机に向かえない分をながらでカバーしてきました。

「なんとなく」は英語の底力になると思っています。ただ、片手落ちでもある。

「なんとなく」でも英語の小説やドラマ映画も楽しめます。それが悪いとも思いません。

私は英語を教えるために両輪の輪をそろえないといけません。ほんとは片輪でもいいと思いながら。

「なんとなく」英語の良さはなんといっても楽しさが伴います。楽しく英語をすると子供の目がキラキラするのを直に見ている私はこれを利用しない手はないと思うのですがね。大人だって目キラキラしてるはずですよねえ。受験英語、試験英語だけでとどまっていたら、苦行だけで(あ、この苦行もサディスティックでいい場合もありますねえ)続かない場合も多いですからね。

でも両輪そろうと力はもっとついていくということを体感しながらの日々です。

今は職場で重宝してもらっています。日本人の先生にも英語ネイティブスピーカーの先生にも。どちらの先生にも役に立っていることがうれしいです。ティームティーチングでも私の考えたことをネイティブスピーカーの先生が「それはいい」と積極的に取り入れてくれたり、私がやったことを見て、次の授業でマネしてくれたりもします。日本人の先生にも授業の進め方を相談されたりもします。生徒にだけでなく、先生にも役に立つ。普段の苦労が報われる一瞬です。

これでもっと自分が机に向かってガチで勉強できたらいうことはないんですが・・・。今日もながらでガンバリマス。なぜかデビルマンのテーマソングが頭で流れております。あ、また古すぎ?

仕事に戻ります(涙)

長文、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また一緒に頑張りましょうね!

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